スタディツアー(2008年)

スタディツアー(2008年)


8月28日里子の家庭訪問を行いました。力武さんの里子エゼキエルは洋裁クラスでは黒1点で学ぶ20歳の男の子。学校のすぐ近くにある家庭でお世話になり、ギタラマに住む家族のためにも、職に就くことを希望しています。里親からの写真や木工細工のプレゼントを恥ずかしそうに受け取り、1学期の成績は84点でクラスでは5番だったと報告していました。この家庭には3人の子供たちもおり、野菜や炭を玄関先で売って生計を立てています。
玉木さんの里子アレキシアは理容美容クラスで学ぶ25歳の女性。彼女は95年の内戦で両親を亡くしました。現在は叔母さん夫婦の家庭にお世話になり、この学校に通っています。叔母さん夫婦には2人の子供がいる。彼女は長女で、他の兄弟とは別れて暮らしています。 1学期の成績は68点、2学期は58点と下がってしまったそうです。どうしてかと理由を聞いてみるとマラリヤのため学校を欠席していたとのこと。アフリカではマラリヤは風邪のようなもの、しかし簡単に病院にかかることができないため、休みが長引いたようです。


清水さんの里子テレーズ は22歳の女の子です。とにかく家は遠く、車で約1時間かけて行きました。学校からひとつの山といってもいいくらいの高い丘を越えて、舗装もしていない、土で固めた道路をひたすら登って降りてもまだ到着しません。車の幅と同じ位の細いでこぼこ道をまた走り、「ここだ」といわれて駐車してからまた、丘に向かって歩き、約10分のところで、アボガド木、マンゴの木を掻き分けて、出ると、そこがテレーズの家でした。丘の頂上で、到着した時刻はお昼の12時を回っていたので、本当に真上から厳しい日差しに照りつけられている感じでした。写真にもあるように本当に泥を固めて作っただけの家で、居間も2畳くらい、奥に一部屋寝室があるだけの質素なお家でした。母親はお年を召していて、父親は虐殺時ではありませんが、すでに病死しています。近くに住む兄やすでに働いている姉からの支援で暮らしていました。周りには一切、お店などなく、どうやって暮らしているのだろうかと心配するくらい、何もないところです。こちらからのバックや文具のお土産も本当に嬉しそうに受け取り、眺めたり、手に取ったりして喜んでいました。市役所の貧困者登録していたため、技術を学ぶことができました。洋裁クラスにいますが、ミシンを買うお金がないため、来年は違うクラスで学びたいと考えていました。帰る時には、お母さんがお祈りを通して、私たちの訪問を喜んでくれました。


椋梨さんの里子ジャスティーンは16歳の女の子。テレーズの家から近いと聞いていたにもかかわらず、テレーズ家を訪問後から再び車で移動し、約10分のところにありました。近いという感覚は、私達の概念とは、まったく違うものだと再認識しました。バナナやパパイヤの木々に囲まれ、家具も何もないため、かえってとても清潔に整っているお家でした。ジャスティーンよりも小さい兄弟たちがたくさんいて、7人の兄弟姉妹と暮らしていました。両親は、畑を耕し、生計を立てており、その様子は、質素そのものでした。両親が揃っているだけまだ平穏さを感じ、汚れた洋服などから貧しさは、否定できませんが、子供達の顔は明るく感じました。刺繍クラススで学んでいますが、将来はやはりミシンを買ってあげることができないので、また同じ生活に戻ることになるかもしれないと悩んでおり、できることならミシンの支援がほしいと願っていました。